こんにちは。
「千花」店長です。
今日から8月。
東北地方も昨日梅雨明けしたようで、
これで全国的に夏になりました。
一足先に先週梅雨明けした新潟は連日猛暑日です。
近年は、昔に比べて、暑すぎる夏が、
気象や生活に悪影響を与え、
大雨や熱中症などのニュースを毎日目にします。
世の中を広く見渡せば、いろいろな事が起きていますが、
ふと、うちの周りを見ると、
庭ではセミが鳴き、トンボが飛んで、
ヒマワリが元気に咲いている、普通の夏の光景が広がっています。
スズランの置き時計
夏本番の8月には、すこし時季外れですが、
梅雨前に仕込んでおいたスズランのドライフラワーができたので
エポキシレジンに封入して時計を作りました。
白いスズランが映えるように、背景を夜の情景にしてみました。
今は気温が高いので、
エポキシレジンがサラサラで流動性が高く
作業がしやすいです。
(化学反応による発熱も大きいので注意が必要ですが。)
レシピを簡単にご紹介すると、
まず、型枠に、背景となる濃紺に着色したレジンを流し入れ、固めます。
背景が固まったら、枠に収まるようにスズランを配置します。
根もとは、ドライ加工した苔を使ったり、樹脂粘土で地面を表現したり、
ケースバイケースですが、今回は花の色に合わせて、白い石を使いました。
配置が終わったら、透明なレジンを流し込み、固めます。
最後に、時計をはめ込むための穴開け加工をして、完成!
・・・ではありません。
ここから、つや出しの表面処理作業に入ります。
磨き作業ですね。
これが一番時間がかかります。
丁寧に磨いて光沢を出していきます。
コーティング剤に頼る方法もあるのですが、
被膜にムラが出やすく、大きな作品には向きません。
今回も、時間をかけて地道に磨く作業をしました💦
背面と側面はつや消し加工です。
ドライフラワーは生花から加工するのに
2週間~3週間程度かかります。
じっくり乾燥させて、シワや萎みのない、
生花に近い状態でドライにするのです。
その後、作品の材料にしていくため、
どうしても季節感がズレてしまうのが難点です。
ですが、よく乾燥させて、レジンに封入したドライフラワーは、
長期間、劣化せずに綺麗なままの状態を保ちます。
きっと、来年のスズランの季節(5月くらい?)にも
変わらず綺麗な状態を保っているはずです。
昨日は、アジサイのドライフラワーが完成しました。
そして、今日は(ミニ)ヒマワリをドライフラワーに仕込みます。
作品になるのは8月終わり頃になります。
今日も「千花」に来ていただいてありがとうございます。
私は夏大好きなのですが、
家族全員は夏嫌いです。
特に犬は。
作品はminne・Creema店で販売しています。
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