こんにちは。
今日はミモザの風鈴をご紹介します。
以前もミモザの風鈴は作成したことがあったのですが、
今回は新たに描いた2023年度版新作です。
以前の作品は家庭用のオーブンでも焼成できる
低温定着塗料を使用していました。
こちらの塗料は透明度が高く、ガラスとの親和性が良いので
手軽に描けるのが良いところなのですが、
ガラスの表面に樹脂（塗料）が接着されているだけのため、
剥がれやすいのがデメリットでした。
といっても、通常使用で剥がれることはほとんどありません。
食器にも描けて、レンジや食洗機にも対応する塗料なので
使い方によってはとても便利なものです。
鋭利なものでひっかいたり、金たわしで磨いたりすれば
剥がれてしまいますが・・
とにかく、剥がそうと思えば剥がせてしまうのが今までの塗料でした。
新作には、窯入れして600度前後で融着させる高温定着塗料を使用しています。
窯で焼くのは陶磁器の絵付けと同じです。
陶磁器は800度以上の温度で焼き付けるのに対し、
ガラスは600度前後で焼き付けます。
ガラスの場合、これ以上温度を上げると変形してしまいますので。
変形しないギリギリの温度帯で塗料だけを融着させます。
低温塗料がガラス表面に貼り付いているだけなのに対し、
こちらの塗料はガラスに融着していますので色落ちすることはありません。
ミモザは春の花ですが、
涼しげな色彩は、夏のアイテムにも合います。
というか、ミモザは一年中人気の花ですね。
風鈴を吊す紐や、短冊、ビーズも
ミモザの色彩に合わせた物になっています。
