こんにちは。
雑貨とアクササリーの「千花」
店長です。
お盆が過ぎ、気候も少しずつ秋に近づくかと思ったら、
新潟は連日記録更新の猛暑。
40度を超えた所も出ました。
毎年、「今年の夏は特別暑い」という声を聞きますが、
今年こそ、私の人生で最高に暑いと感じた夏です。
暑がりの私は、作業部屋をクーラーでガンガン冷やしながら作業します。
それでも、汗がにじんで来て、1日に何度も着替えますよ。
今は、びんずる市で人気だったブローチの原型を作っています。
「原型」とは、樹脂を流し込む型を取るためのものです。
原型は石膏や粘土、切り抜いた板など、いろんな物を使います。
百円ショップなどにも、
円形や星型などの型(シリコンモールド)は売っていますが、
市販にない形の型を取りたいときは、自作するしかありません。
というか、うちで作るレジン作品は、
原型を1から作っています。
アクセサリーなどは、市販の物も使えなくもないのですが、
イメージと微妙にサイズ感が違ったりしますので、
やはり原型から自作することが多いです。
原型作りは慎重に、丁寧に。
原型の微妙な凹凸が忠実に作品に反映されます。
作品の凹凸を一つ一つ補修するのは大変な労力ですので、
元となる原型を綺麗に作っておく必要があります。
小さなブローチの原型を1つ作るにも、
数日かけて作ることもあります。
それくらい原型作りって重要な作業です。
型枠にするシリコンには各メーカーからいろんな種類のものが出ていますが、
私が主に使用するのが、
「信越シリコンKE-17」というシリコンです。
硬化速度が速すぎず遅すぎず、という印象で、好きです。
硬化が速すぎると、流入の際にできる小さな気泡が、
上に浮かび上がらないうちに固まってしまうことがありますが、
信越シリコンは泡切れが良いと思います。(完全に気泡が抜けるわけではない)
また、シリコンモールドは、レジンを何度か流し込んで作品を作るうちに、
表面が劣化して、固まったレジンが剥がれにくくなります。
最悪、レジンの表面にシリコンが付着して、作品が台無しに、なんてことも。
離型剤を使えばある程度防げるのですが、
やはり限界があります。
信越シリコンでも劣化は避けられませんが、
耐久性は他のシリコンよりも優れていると思います。
目安としては、20回程度レジンを流し込んだら寿命です。
(他のブランドは10回も使えないことも・・・)
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信越シリコンにはKE-12という
柔らかめのものもあります。
好みの問題ですが、私はKE-17が好きです。
製品価格でいうと、もう少し安いブランドもあるのですが、
上記の耐久性の事を考えると
信越シリコンのコスパは良いと思います。
シリコンモールドを自作すると、
作品の幅がぐんと広がりますよ。
レジンアクセサリー作りなどを趣味にされている方は、
市販のモールドだけでなく、
自作モールドに挑戦してみてはいかがでしょうか。
今日も「千花」に来ていただいてありがとうございます。
ヒマワリのドライフラワーが出来上がりました。
でかいので、どんな作品にしようか思案中です。
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作品はminne・Creemaで販売しております
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