【よく使うからこだわりたい】おすすめの「ハサミ」

誰にとっても生活必需品の「ハサミ」。

ハンドメイド作家さんや工芸作家さんには
なくてはならない商売道具とも言えるツールだと思います。

私も一応はクラフトマンの端くれなので、
制作活動でハサミはなくてはならない商売道具です。
なるべくよく切れる物を選んで使うようにしています。

とは言っても、
職人にオーダーメイドしてもらったり、
何千円もするような高価なハサミを使うわけではありません。

最近のハサミは、文具店に売っている一般向けの物でも
充分に切れ味の良いハサミがあります。

イチオシはPLUSのハサミ

私が普段、頼りにしているのは
『PLUS（プラス）フィットカットカーブプレミアムチタン』
です。

フィットカットカーブシリーズはいくつかのグレードがありますが、
どうせ使うなら最高級グレードのプレミアムチタンがオススメです。
最高級と言っても、Amazonではセール時500円以下で販売されています。
通常でも800円～900円程度で購入できますので、
財布にも優しいハサミとなっています。

特徴は以下のとおり。
●錆びや汚れに強く、軽い切れ味が長持ちするチタンコートで50万回以上の耐久性。
●刃の接触面積を極限まで減らした3D設計刃で粘着テープもサクサク切れる。
●刃元から刃先までサクサク切れるベルヌーイカーブ刃
●低反発グリップ
●がたつき防止リング

クラフト用の厚紙や転写紙はもちろん、
発送用の梱包作業で粘着テープを切るときも
サクサクサクサクとほんとよく切れます。
刃が緩やかに弧を描くカーブになっているので
刃のどの部分でもスパッと切れるのでストレスを感じません。

また、私は手が大きいので、
グリップが大きめなのが嬉しいポイントです。

プラスはさみフィットカットカーブプレミアムチタンプレミアムブラウン 34-552
［Amazon.co.jpで探す］
［楽天市場で探す］

コクヨのサクサとの比較

文具のランキング系サイトを見ますと、
コクヨのSAXA（サクサ）を推す声が多いようです。
PLUSとコクヨでランキング上位になるものの、
コクヨが1位でPLUSが2位というような・・・。

私も実際にコクヨのサクサの最上級グレードである
『チタン・グルーレス刃』を使用してみました。

コクヨはさみハサミサクサチタン・グルーレス刃紺ハサ-PT280DB
［Amazon.co.jpで探す］
［楽天市場で探す］

コクヨもグリップが大きく持ちやすいのは嬉しいです。
確かにPLUSと甲乙付けがたいほどよく切れます。
コピー用紙などはPLUSよりも軽い力で切れました。
と言っても、交互に使ってみないと分からないくらいわずかな差です。

粘着テープも「グルーレス刃」と言うだけあって、
ストレスなく切ることができました。

その反面、明確に、「PLUSの勝ち！」と思えたのが、
●刃先での切断
●梱包シートの切断
でした。

ハイブリッドアーチが裏目に

コクヨのサクサの刃の特徴は、
刃先だけを大きくカーブさせた「ハイブリッドアーチ」です。
刃の根元から中程までほぼストレートで、
刃の先端だけ急激に弧を描くような形状です。
これにより、ストーレート刃よりも4倍の切れ味になるとの謳い文句です。
刃の全体がカーブしていて、どの部分にも同じ角度で刃が当たるPLUSと一線を画す形状です。

しかし、これ、
例えば、刃全体で紙を切ろうとしたときに、
根元から中間までで切っているときの力加減と、
刃先に達したときの力加減が微妙に変わるので、扱いづらいです。
また、厚紙で顕著に感じるのですが、
カーブする刃先部分では、むしろ切れ味が落ちて、刃が押し戻される感覚があります。
紙が前方に逃げていくと言いますか・・4倍の切れ味ってホント？って思うくらいに。

梱包シートが切れない

梱包シート（いわゆるプチプチシート）を数枚重ねて切ろうとしたとき、
コクヨのサクサは切れずに、シートを巻き込んでしまうことが多く、非常にイライラしました。
PLUSは4～5枚重ねてもスパッと切れます。
梱包作業が立て込むと、時間との勝負の場合がありますので、
これには非常にストレスを感じました。
コクヨはリング部分の作りが甘いのかもしれません。